アンガマ

石垣島オードパルファム

2014年08月11日 11:06




 沖縄地方の旧盆の行事といえばエイサー踊りが有名ですが、実は石垣島ではエイサーは一般的ではなく、アンガマ(ソーロンアンガマ)と呼ばれる伝統行事が旧盆の風物詩として古くから受け継がれてきました。

 アンガマとは、グソー(あの世)からの使者の一団が集落の家々を訪れ、祖先の霊を供養してまわる行事です。供養のために行われるウシュマイとウミー(お爺、お婆:写真中央)のユーモアのある問答や、その子孫であるファーマー達(花子:写真左右奥)の歌踊りは、神秘的でありながら見る側にどこか親しみのある印象を与えます。

 旧盆の期間中は島内の各所で賑やかなアンガマの集団に出会うことができますが、メインとなる問答や歌踊りは主に各家庭の中で行われるため、観光で訪れている方が同席するのはなかなかハードルが高いかも知れません。

 一般向けにはユーグレナモール内の「まちなか交流館ゆんたく家」さん、「ホテルミヤヒラ」さん、「ホテル日航八重山」さん、「ANAインターコンチネンタルホテル」さんなどでアンガマを公開していますので、初めて見る方は日程を確認してこちらに足を運ぶのも一つの手です。また八重山の地方新聞では旧盆前にアンガマの開催スケジュールが告知されていますよ!

(写真:ANAインターコンチネンタルホテルでのアンガマの一場面)

関連記事